国際交流・大会

  1. 1996年〜2002年
  2. 2003年 日本研修
  3. 2004年 トルコ研修
  4. 2005年 メキシコ研修
  5. 2006年 北京大会
  6. 2007年 イングランド大会
  7. 2008年 ケニア大会

※1996年〜2005年メキシコ研修は東京藝術大学の国際交流活動です。2006年北京大会以降は国際陶芸教育交流学会です。

1996年度〜2002年度(東京藝術大学の国際交流活動)

2002年 本格的に私が国際交流に取り組み始めたのは、1991年三木睦子さん(当時の三木武夫首相夫人)から、アメリカで開催する夏期特別授業の内容について相談を受けました。それは2週間にわたる日本陶芸の紹介授業です。
 私は、1週目で茶碗を作り、2週目に本焼、最後に自分達で作った茶碗で日本式のお茶会を開催し、お茶を頂く、という授業を提案しました。授業はその方向で開催されました。この授業に私は2回都合が付かず、代わりに講師を派遣しました。私は3回目の授業にやっと参加することができました。私が参加してみると、この授業がとても日本の陶芸紹介に役立っていること、またアメリカの自由な考え方、雰囲気に大変興味をもちました。そこで私は私の学生にこのような体験をさせたいと思い、その授業に参加していた隣の大学タコマ・コミュニティカレッジのリチャード・マハフィー教授と相談し交流を始めました。
 英語に慣れるために全員アメリカの学生の家にホームステイをし、陶器も昼の弁当も家の人と一緒に作りました。
 その交流授業は1996年から始まりました。97年はアメリカのタコマ・コミュニティカレッジで授業を行いました。98年は東京藝術大学で開催しました。99年は中国清華大学で開催。2000年トルコのアナドール大学で開催。2001年韓国世界陶磁エキスポに参加、同時に江南大学、中国清華大学交流授業に参加しました。2003年東京藝術大学が交流授業開催。2003年アメリカタコマコミュニティカレッジ交流授業開催。そして、2004年はトルコ・アナドール大学にて開催されました。2005年はメキシコで開催されました。

 現在(07年)は8カ国、12大学が参加しております。東京藝術大学陶芸講座は毎年3年生5〜6名が全員参加、加えて参加希望学生合わせて毎年約15名前後が参加しております。

 現在(07年)陶芸科には、40人中8名の外国人学生が学んでおります。教室に英語・中国語・韓国語・日本語が飛び交っております。
 国際交流を通して、自然と自分達の伝統や、風習の違い、文化の違いも直に触れ、理解することが出来ます。特に若い学生時代に異文化の体験を積むということは、考え方、生き方がもっと広くなる、あるいは人生の分岐点なるかもしれません。可能性を秘めた異文化体験、大いに私は推薦します。
(文責:島田文雄 東京藝術大学美術学部教授)

 

2002年度2002年度2002年度

2003年 日本研修(東京藝術大学の国際交流活動)

2003年 開催場所 : 東京芸術大学(日本)
開催期間 : 2003年11月1日〜15日
参加大学 : 9大学
東京藝術大学、韓国ソウル大学、韓国壇国大学、韓国江南大学、韓国中央大学、中国清華大学、アナドール大学(トルコ)、タコマ・コミュニティカレッジ(アメリカ)、チェンマイ大学(タイ)
参加者 : 110人(教員22名、学生88名)

2003年 東京藝術大学を会場とし、次の3点を骨格とした国際交流共同事業です。
(1)国際陶芸ワークショップ芸大取手校舎にある6炉の窯焚きを実際に体験し、その窯の特性と釉薬表現の違いなど、日本の陶芸焼成技術とその効果を研究体得した。
  参加者全員が穴窯、蛇窯、登り窯の薪窯と灯油の窯、うさぎ窯、単窯、三方焚き六角窯の窯を焚き比べ、その特性と釉薬の違いなど、実際に窯を焚き、日本の陶芸焼成技術を体験学習し、理解した。

2003年(2)国際シンポジウム「陶磁器の国際伝搬—芸術と技術」を主題に開催。
 各国の陶芸の技法や伝統、現状などを出し合い、討議した。
(3)各国の参加教員・学生の国際陶芸展を開催し作品発表の場として交流を図った。

2003年

日程

11月1日(土) 来日(国際陶芸展飾り付け) 取手泊
2日(日) 開会式 絵付け 取手泊
3日(月) 登り窯他6基の窯詰め・窯焚き〜6日まで 取手泊
4日(火) 取手市民のための国際シンポジウム : 1 取手泊
5日(水) 取手市民のための国際シンポジウム : 2 取手泊
6日(木) 窯焚き終了 東京泊
7日(金) 休日 東京泊
8日(土) 国際シンポジウム : 3 (上野校地) 東京泊
9日(日) 国際シンポジウム : 4 (上野校地) 東京泊
10日(月) 窯出し、作品講評会 東京泊
11日(火) 国内研修旅行  
12日(水) 国内研修旅行  
13日(木) 国内研修旅行  
14日(金) 国内研修旅行(国際陶芸展・撤収) 東京泊
15日(土) 離日  

2004年 トルコ研修(東京藝術大学の国際交流活動)

2004年 開催場所 : アナドール大学(トルコ)
開催期間 : 2004年10月9日〜23日
参加大学 : 8大学
東京藝術大学、韓国ソウル大学、韓国江南大学、アナドール大学(トルコ)、タコマ・コミュニティカレッジ(アメリカ)、サリー美術大学(英国)、メキシコ美術大学、ドイツ
参加者 : 129人(教員24名、学生105名)

 アナドール大学(トルコ)を会場とし、「7ヵ国の陶芸文化交流と陶磁技法研究】をテーマに、シンポジウム、国際陶芸展、トルコ国内研修旅行の3部に分かれて開催されました。
2004年(1)国際シンポジウムに於いては
トルコ、日本、韓国、米国、英国、ドイツ、メキシコの教員発表による、各国陶芸作家作品のスライドを交えての講演と、陶芸実技指導およびデモンストレーション、各国学生の陶芸轆轤実習など行われ、実演を通し、各国陶芸事情の交流と相互の陶芸技法を研究しました。内容は、島田教授の日本式ロクロ実習、米国リチャード・マハフィー教授による米国式ロクロ実習、トルコ エクレム・クラ教授、ゼラチョバンリ教授、エメルソレナイ教授による石膏型技法実習、韓国李旺容教授による韓国式ロクロ実習などを通じて、7カ国、教員、学生の陶芸交流を実施しました。

2004年(2)国際陶芸展は、トルコアナドール大学美術館にて開催された、第2回チェキ国際コンペティションに各国学生が応募、参加しました。同展は、コンペティションに形を取り、3名の芸大生が最高賞、企業賞、奨励賞等を受賞し、今後の制作の励みになりました。一方各国教員による国際陶芸教員展がエスキシェヒル市民ギャラリーにおいても盛大に行われました。国際教員展も多数の来場者を得、トルコの新聞、テレビ局のインタビューを受けました。

(3)トルコ国内研修旅行は、キュタヒヤ、カッパ・ドキアなどの陶芸産地と文化遺跡を巡る国内研修旅行を実施し、トルコ特有のペルシャ陶器の陶芸技法を学び、カッパ・ドキア地方の文化遺跡等めぐり、あらためて文化の違いを学びました。
 

2004年2004年

日程

10月9日(土) イスタンブール到着 イスタンブール泊
10日(日) イスタンブール文化遺跡、研修
11日(月) エスキシェヒル(アナドール大学)国際交流授業開会式、懇親会 エスキシェヒル泊
12日(火) シンポジウムー1
記念講演 エンギン学長 日本、米国授業
13日(水)

チェキ国際陶芸展開会式、授与式

教官作品展示準備
シンポジウムー2 韓国、英国授業

14日(木) シンポジウム−3 トルコ 3大学授業
15日(金) シンポジウムー4 韓国、ドイツ、メキシコ、トルコ 授業
16日(土) キニック村(窯業地)研修
17日(日) 休日  
18日(月) トルコ国内研修旅行 キュタヒヤ キュタヒヤ泊
19日(火) コンヤ、カッパドキア遺迹 カッパドキア泊
20日(水) カッパドキア
21日(木) アンカラ到着 アンカラ泊
22日(金) アンカラ博物館、市内見学
23日(土) 日本帰国 24日成田到着  

2005年 メキシコ研修(東京藝術大学の国際交流活動)

2005年 開催場所 :ケレタロー文化会館、メキシコ独立記念ホール(メキシコ)
開催期間 : 2005年10月4日〜28日
参加大学 : 10大学
東京藝術大学、タコマ・コミュニティカレッジ(アメリカ)、アナドール大学(トルコ)、メキシコ美術大学、ソウル大学校美術大学、江南大学(韓国)、ムンスター芸術大学(独)、ウェストミンスター大学、サリー美術大学(英国)、テキサスA&M大学
参加者 :教員、学生約100名)

2005年 ケレタロー文化会館、メキシコ独立記念ホールを会場とし、ワークショップ、シンポジウム、国際陶芸展を内容とした国際文化交流会です。
 芸大からは、教員2名、学生13名が参加しました。
 各国の楽焼、染付け、鉄絵等の実技交流、体験を通じて各国の技法の交流と教養を深めることができた。学生にとって交流を経験し、友情の和を広げることは、将来の生き方を考え、幅広い人格形成に役立つ良い機会となった。

 メキシコ陶芸の歴史は紀元前2000年頃から始まり、チアパス州の太平洋岸の硬質土器チワカン盆地、オアハカで灰色陶器テオティワカン文化300年〜600年マヤ文化と融合したフロレロ土器に象徴される陶芸文化が隆盛を極めた。オアハカ地方で隆盛したマサマン土器900年〜1200年。トルテカ族や、アステカ族の赤色研磨土器などが有名である。
2005年(1)シンポジウム
開催場所 : ケレタロー文化会館、メキシコ独立記念ホール
開催期間 : 2005年10月17日〜30日
教授陣による陶芸シンポジウムにおいて、日本、韓国、中国、米国、英国、トルコ、メキシコ、それぞれの国の現代陶芸、民族的陶磁、伝統技法等について研究の発表を行った。またメキシコ陶器の伝統技法テオティワカン陶器、マサマン土器等を調査研究し、メキシコの伝統的陶器技法の保存に努力すべくデータとして記録した。それと同時に各三課国の陶磁器技法交流を行い、学生の陶芸技法の向上と教育に務める。 
 

2005年(2)国際陶芸展
開催場所: ケレタロー美術館
開催期間 : 2005年10月20日〜11月30日
教授、学生約100名による展示。持参した作品はケレタロー美術館に寄贈した。

日程

10月14日(金) メキシコシティ到着  
15日(土) テオティワカン考古学博物館見学  
16日(日) テオティワンカ人類学博物館見学、ケレタローに移動  
17日(月) 国際シンポジウム、ロサリオ・サラノホール  
18日(火)

国際シンポジウム・ロサリオ・サラノホール

 
19日(水) 国際シンポジウム・ロサリオ・サラノホール  
20日(木) 国際陶芸展開会、アジェンテ、サンミゲル陶芸工房見学  
21日(金) プエブラ見学研修・ケレタロ市立美術館・陶芸工房見学  
22日(土) テラ陶芸見学 プエブラに移動、  
23日(日) 研修旅行開始レコルド見学・オアハカに移動  
24日(月) 陶芸工房見学、ウアトルコに移動  
25日(火) 自由研修日、ウアトウルコ泊  
26日(水) 自由研修日、ウアトウルコ泊  
27日(木) 博物館見学・オアハカに移動、研修旅行修了  
28日(金) メキシコシティへ移動・国際陶芸展終了  
29日(土) メキシコから帰日  
30日(日) 成田着